2006-06-19から1日間の記事一覧

平成マシンガンズ

当時作者は15歳中学生だったという。年齢からでは考えられ程の文章能力の高さ。しかし、そういった偏見を抜きにすると、評価出来る点は薄い。内容に新鮮さもなければ、面白味も感じられず、全体に粗い。文藝賞受賞は年齢の偏見からきたものが多いのではない…

夏と花火と私の死体

作者のレビュー作、当時16歳ときく。死体の一人称は実に斬新、そしてそれが十分と生かされていると思う。しかし、オチは理解し難い。 収録作に【優子】がある。読者の考えを軽々と裏切るオチは私としては表題作よりは理解し易く良いものだった。それにしても…